糖尿病の食事療法で使用する食品交換表ってどんなもの??

食品交換表とは、糖尿病の食事療法において欠かせないアイテムで、病院でも簡易的な資料は貰えますが、元々日本糖尿病学会が食事療法のテキストとして発表されたものです。アマゾンなどの通販でも購入できます。

 

食品交換表の主な内容

この表は、1日に摂取するべき食物エネルギーを6つの食品群に分類した上で、1単位を80kcalとして1日のカロリー計算をしやすくした表です。

 

食品群別に必要な単位数を決めることで、その中から食材を選んで献立を立てやすくする目的があり、同じグループ内で食品を交換するように選ぶことで献立を作りやすきしつつ、栄養素別に分類しているので、1食の栄養バランスも整えやすいメリットがあります。

 

筆者は父が糖尿病だったこともあり、自宅に食品交換表があり、母がそれを参考にしながら日々の食事作りをしていました。

 

食品交換表の食品分類のポイント

食品交換表で分けられた6つの基礎食品群は、食物に多く含まれる栄養素別に分けられていますが、その中で私達が理解している分類と少し違う点があります。

 

例えば、炭水化物が多く含まれる野菜(かぼちゃなど)は、主食となりやすい1群のご飯やパン・麺類といった分類に含められています。
南瓜を野菜としてとらえるとカロリーが高すぎるという理由があるようです。
こういった私達の理解とは違う面もありますので、しっかりと内容を確認した上で日々の食事作りに取り入れるのが基本です。

 

食品交換表の食品分類

こちらでは食品交換表に掲載されている表の食品例をご紹介します。

 

表1:炭水化物が多い穀物・イモ類・野菜

食品例 量目安
ご飯 50g(小さいごはん茶碗半分)
食パン 30g 6枚切り 1枚の半分
うどん(ゆで) 80g 1/3玉
じゃがいも 110g 中1個
さつまいも 60g
西洋カボチャ 90g 小さいカボチャ1/8個

表2:ビタミン・ミネラル・果糖が多い果物類

食品例 量目安
いちご 250g
バナナ 100g 中サイズ1本
りんご 80g 150g 中サイズ1/2個
すいか 200g
ぶどう 150g
みかん 200g 中サイズ2個

表3:たんぱく質が主な魚・肉・卵やチーズ・大豆製品・加工品

食品例 量目安
さんま 30g 中サイズ1/3尾
あじ 60g 中サイズ1尾
かれい 80g 中サイズ1切
さけ 60g 中サイズ2/3切
牛肉もも[薄切り] 40g
豚肉もも[薄切り] 60g
とり肉ささみ 80g
納豆 40g
とうふ[もめん] 100g
鶏卵 50g
プロセスチーズ 20g

表4:カルシウム・たんぱく質が主な乳製品

食品例 量目安
牛乳[普通牛乳] 120mL
ヨーグルト[全脂無糖] 120g

表5:脂質が主な脂類や多脂性食品

食品例 量目安
植物油 10g
バター 10g
マヨネーズ 10g
ごま 10g
ピーナッツ(皮なし) 15g

表6:ビタミン・ミネラルが主な野菜

緑黄色野菜、淡色野菜は表1に分類されるイモ類などを除き、全部で300gが1単位となっています。

  • 緑黄色野菜:小松菜・トマト・にんじん・ブロッコリー・ほうれん草・さやいんげん・ピーマンなど
  • 淡色野菜:白菜・たまねぎ・レタス・キャベツ・根深ねぎ・かぶ・だいこん・きゅうり・なす

 

表6には海草類・キノコ類・コンニャクといった食品も含まれています。これらの食品は単位計算をする必要がない食品とされています。その分、食事の中に沢山使えるということで、糖尿病の方の食事ではポピュラーな食品です。

 

食品交換表を使った糖尿病の食事療法の流れと使い方

食品交換表の使い方は、まず糖尿病のレベルや故人の体格に応じた必要エネルギーを決めたのち、必要な単位数に合わせて同じ表内の食品を交換して食材を選んでいきます。1日トータルで単位数が決められる場合が基本ですので、毎食バランス良くそれぞれの食品群から選んでいきます。

 

朝は1群のみで昼は2群のみでというような偏った食品選びにならないように注意するように指導されます。また、コレステロールが多い食材や脂が多い食材などは摂りすぎに注意するのもポイントとされていました。

 

炭水化物量の管理に用いるカーボカウント

カーボカウントとは糖尿病の食事療法の中でのインスリン調整法の一つとされていて、糖尿病の方に影響が大きい、炭水化物の量を計算して食事調整を行うものです。

 

1型糖尿病患者でも2型糖尿病患者においても使うことができます。

 

カーボカウントは

  1. 1カーボの単位
  2. インスリン/カーボ比
  3. インスリン効果値(補正インスリン)
  4. 目標血糖値を決める

という流れで行われるのが基本です。

 

カーボカウントでは1カーボという単位を使い、炭水化物量の計算を行います。
アメリカでは1カーボ=炭水化物15gとされていますが、日本の病院では計算がしやすいように1カーボ=10gというようにしている病院もあるようです。

 

そして炭水化物に対して必要な超速効型インスリンの量をインスリン/カーボ比や、1単位の超速効型インスリンで低下する血糖値を表す数値インスリン効果値などの数値を元に食事の中で炭水化物量を計算しながら、調整を行うという食事療法です。

 

カーボカウントには基礎カーボカウントと呼ばれる摂取する炭水化物量を一定にする目的のもの、食べる炭水化物の量、食前に計測した血糖値に合わせてインスリンをどれだけ投与するかを調整する応用カーボカウントというものがあります。

 

これらは医師の診断によって数値が決められていき、その中で食事の内容を調整することになります。

 

参考:カーボカウント - 大阪市立大学大学院医学研究科

 

糖尿病の食事調整や糖尿病対策のアプリも豊富

自分で食事の内容を把握していくのが大変な糖尿病の食事制限、食事調整ですが、近年ではスマホの普及もありアプリも登場しています。
血糖値記録や栄養計算機のようないわゆるメディカルアプリは糖尿病の方の食生活をサポートしてくれる便利なアイテムです。

 

糖尿病対策アプリ〜血糖値の記録

血糖値の記録は日々の血糖値や体重などを記録できるアプリです。
入力したデータはグラフでチェック可能、さらに薬のチェック機能も付いている他、薬の登録も行えるため最初の設定をすればあとは日々簡単操作で記録が行えます。

 

入力したデータはメールやPDFで出力可能ですので、病院の診断の時にも先生に見せるデータになるので役立つという方が多いです。

 

iPhone・アンドロイド対応

 

糖尿病対策アプリ〜シンプル血糖値ノート

血糖値計測のタイミングで通知をしてくれたり、測定した血糖値データの記録もできるアプリでシンプルで見やすいのが特徴です。
こちらも毎日の血糖値の推移がグラフで確認できます。

 

iPhone・アンドロイド対応

 

糖尿病対策アプリ〜スマートe-SMBG-糖尿病

血糖値の管理だけでなく、食事の記録、歩数計からバイタル管理といった糖尿病の方が日々知りたい情報の管理が楽にできるアプリです。
生活習慣の記録ができますので、お医者さんの診断時のデータにもなってくれます。

 

血糖値管理や食事記録、歩数計やバイタル管理など、糖尿病患者様にとって有用なメニューを搭載しています。本アプリで自分の生活習慣を改めて見つめなおし、憎き糖尿病の症状を和らげましょう。

 

iPhone・アンドロイド対応

 

糖尿病対策アプリ〜Welby血糖値ノート

血糖値の管理やインスリンの投与量、ブドウ糖の摂取量まで記録可能なアプリです。入力したデータはグラフでチェックできます。
毎日の状態をチェックしながらインスリンなどの投与状況なども確認できるアプリです。

 

iPhone・アンドロイド対応

 

食事の栄養管理に便利な「栄養計算機」

栄養計算機40種類以上の栄養素の摂取量が管理できる健康サポートのアプリです。
健康管理、ダイエットといった食事の栄養やカロリーを把握したい方に便利です。

 

摂取量だけでなく、必要な栄養素の摂取量なども確認できるため、日々の食生活の中でどの栄養素が足りないか?といったデータも確認することができます。

まとめ

食品交換表は糖尿病の方の食事作りに欠かせない表です。筆者の親も食品交換表を使って献立作りをしていました。
年齢的にアプリを使いこなすという所まではいきませんでしたが、今は便利な時代ですので、スマホをお持ちの方、もしくは一緒に生活する御家族の方が食品交換表による食事調整の他にアプリで血糖値などの管理をサポートしてあげることも大切かと思います。

 

食事作りの面でお悩みの場合には食事作りの負担をかなり減らしてくれる宅配食事が便利です。
特に宅配食事では食事制限でお困りの方に対して充実したメニューでサポートしてくれますので、もし食事作りで負担を感じている、もしくは料理の味が物足りない、献立が偏っているという悩みがある方は、宅配食事サービスにも注目してみてはいかがでしょう?

 

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