人工透析を受けていた家族の食事体験談

人工透析食事

人工透析を受ける方の多くは持病などによる腎臓機能の低下によるものが多いと思います。
人工透析を受けるとなると週に3回など決められた曜日に病院に行き、1回4時間ほど透析を受ける生活が待っています。

 

さらに人工透析を受けながら、食事でたんぱく質や塩分、水分などの摂り方に関して指導があり、その範囲内での食事をするというのが基本です。

 

筆者は70代の父が糖尿病から腎臓を悪くしてしまい、人工透析が必要な状態になりました。食事は母と筆者が交代で作っていました。

 

人工透析を受けるとなると、シャントを付ける手術なども受けて、決められた曜日に長時間の透析を受ける、そしてさらに食事の面でも制限があるという本人にとってはつらくストレスを感じる生活となります。

 

 

人工透析を受けていた家族の食事・食事指導例

食事の面では症状によって違いますが、父の場合は腎臓への負担を軽減するための食事の摂り方を指導され数値が設定されたようです。
例えば、

  • 腎臓の負担軽減のためのたんぱく質摂取の調整
  • エネルギーの確保
  • リンの摂取量調整
  • カリウムの摂取量制限
  • 塩分・水分の摂取量調整

などがあります。

 

腎臓の負担軽減のためのたんぱく質摂取の調整

たんぱく質量の設定は透析を受ける前と後では摂取量の設定値が少し増えたようです。
これは透析で余分なたんぱく質を透析によって取り除けるようになるためだとか。その分、たんぱく質を摂らないと、人工透析によって必要なタンパク質が不足してしまう可能性があるため、良質なタンパク質を意識しながら魚の白身、肉や卵などを摂っていました。

 

ただし、この時にもリンやカリウムの摂りすぎにならないように注意しながら食事を進めていました。

 

エネルギー(カロリー)の確保

また、透析はエネルギーを消費する治療でもあるため、カロリー確保が必要になるものの、合併症(父の場合は糖尿病)の状態に合わせて医師から適正なカロリー摂取量などもアドバイスを受けます。

 

そこでは

  • 1日3食、朝も食べるように言われた
  • お米やパンなどの主食は設定量を目標に不足しないように食べる
  • 揚げ物や炒め物など油調理も食べて良い

という内容です。

 

リンの摂取量調整

リンは腎臓機能が低下していると、排出する力が弱まるため食事での摂取量を調整するように指導されていました。
その中で加工食品などはリンが多く含まれているため制限が必要となっていました。

 

塩分・カリウムの摂取量制限

腎臓機能が低下することで、尿量が減少することから、カリウムの摂取量にも指導がされます。
特にカリウムが多く含まれる果物や芋類・豆類などは食べる量を管理する必要があります。

 

調理の際には野菜の場合は水にさらしたり、細かく切ることで水に溶ける性質があるカリウムの量を減らすといった工夫もアドバイスを受けます。
ただしカリウムは摂りすぎても、不足しても身体に良くないため、調整が難しい面がありました。

 

塩分・水分の摂取量調整

腎臓の機能が低下することで、尿量が減る、もしくは出にくくなるといった状況が出てきます。これによってむくみなどを起こしやすくなるため、水分の摂り方、そして塩分も取りすぎると喉が渇くため、1日の塩分摂取量の目安として6g未満というような調整が必要になります。

 

透析を始めると体重目標も設定されるため、その中で体重に影響を与える水分摂取量にも気を配ることになります。
普段何気なく飲んでいた水の摂り方を指導されたのは驚きましたが、医師からの説明や資料を見て納得できます。

 

指導の中では

  • 飲み物は水、氷、お茶、ジュース、コーヒー、酒類なども対象でうがいも含まれる。一回の飲み物の量を計る
  • 湯のみ茶碗を小さくしたり飲み過ぎ対策として熱いお茶で少量飲む工夫
  • 水分の多い料理を食べる時は飲み物の量に注意、もしくは控える
  • 調理方法を工夫して水分の摂りすぎに注意する

というような水分に関するアドバイスがありました。

 

他にも塩分の場合には

  • 加工品(ハムやベーコン、魚加工品)を控える
  • 減塩調理を心がけ、素材の味を活かした料理を意識する
  • 味が物足りないと感じないように酢、レモン、ゆずなどの酸やこしょう、カレー粉、わさび、からしなどの調味料で工夫する
  • 下味に使う塩の量に注意

というような塩分の摂り方に関する指導もあります。

 

人工透析を受けている家族の食事体験談まとめ

以上が実際に筆者の父が病院から食事指導を受けた内容です。食事の面では食べられないものがあるということではなく、とにかく食事の摂り方、栄養不足に注意しながら、制限がある栄養の摂りすぎに注意するのが基本です。

 

実際に人工透析を受けている父の食生活は見ているこちらも大変そうで、物足りないと感じることが多いです。

 

一日に食べられるたんぱく質の量も限られているので医師の指導をしっかりと守る必要があります。

 

個人的にはこれらの数値管理をすることが大変だったので、最終的に宅配食事をストックしておき食べてもらうこともありました。
宅配食事はたんぱく質や塩分、カリウムといった栄養の量をコントロールしているメニューも多いです。

 

筆者の場合は気になる宅配食事サービスのメニューや栄養表示が確認できる資料を持っていき、医師の判断を仰いだ上で活用していました。
人工透析を受けている方の食事は自身の症状や数値の状況によって内容が変化することもあります。そのため自分で管理するというのが面倒、大変ということが多いです。

 

色々と献立作りに悩むことも多かったので、週に1度宅配食事を注文しておき、ストックすることで、食事を作りたくない時などに便利でした。
持病による食事療法は自身の判断ではなく、医者による判断で定められた食事調整が必要です。その中で自分で食事を作る時の負担を減らすためには宅配食事などの調理不要で栄養面が調整されているサービスを活用するのは、かなり助かりますし便利です。

 

自分の状態に合わせて定められた数値に収まる宅配食事を探してみることも、日々の人工透析を受けている方の食事を準備しやすくなるかと思います。
人工透析を受けている父の食事療法のポイントでした。栄養のコントロール、献立などでお悩みの方の参考になれば幸いです。

 

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